The TWILIGHT ZONE の 小部屋

ここでは、The TWILIGHT ZONEに関する良く知られた話からあまり知られていない話まで、色んな「小ネタ」を紹介しよう。なお、このページは作者の独断と偏見がかなり意識的に含まれている。


★消えた"The”
あまりにも有名な"The TWILIGHT ZONE”のオープニング・タイトルだが、実は第4シーズンからは"The”が消えて単に"TWILIGHT ZONE”となっている。この定冠詞が消えた理由は以下の項を参照。

★"The TWILIGHT ZONE”は実は第3シーズンで終了していた
"The TWILIGHT ZONE”は第3シーズン終了時点で、実は一度「終了」している。1962年6月1日のep.102THE CHANGING OF THE GUARD「栄光ある引退」放送後、CBSは"The TWILIGHT ZONE”の次シーズンの放映をキャンセルし、9月からは「後番組」として"Fair Exchange”というコメディーを放送している。ところが、この番組が不評でCBSは急遽好評だった"The TWILIGHT ZONE”の放送を求めたが既に、R・サーリングも番組のプロデューサーのバック・ホートンも他の仕事に取り掛かっていた。
しかし、サーリング自身"The TWILIGHT ZONE”には深い思い入れと執着があり、複雑な心境の中スタッフを殆ど入れ替えての第4シーズンからは"The”を外して"TWILIGHT ZONE”として番組のスタートを切ったのである。

★第4シーズンだけが60分となった理由は?
上項目に関連するが、「後番組」となった"Fair Exchange”の放送枠が60分だったから・・・というのが最も納得出来る理由だと、作者は断言する。これまでに「シリーズを活性化させる為」等と一応尤もらしい事が言われてきたが、実際にはCBS側からの放送枠の「穴埋め的」に復活させる条件の一つとして60分への時間延長は当然だったろう。

★ビデオで撮影されたエピソード
制作費の高騰を防ぐ目的と、実験的な意味合いもあって"The TWILIGHT ZONE”のエピソードの中には当時主流であった35mmフィルムによる製作ではなく、白黒のビデオテープで撮影された物がある。第2シーズン中の以下の6本である。
ep.47NIGHT OF THE MEEK「弱き者の聖夜」
ep.44THE LATENESS OF THE HOUR「合成人間の家」
ep.50THE WHOLE TRUTH「因縁も売りものです」
ep.53TWENTY-TWO「No.22の暗示」
ep.56STATIC「ノイズにつかれた男」
ep.58LONG DISTANCE CALL「長距離電話」
結果、製作コストはあまり変らないかむしろ高く付く結果となったので、以降従来通り35mmフィルムによって製作される事になった。

★たった一本だけの再放送???
今度は我が国でのお話。非常に有名で優れた作品が数多い「ミステリーゾーン」だが、国内放送分だけで152話もある中からたった1本だけを、何故か再放送した事がある。1987年8月9日TBSが放送したep.90THE FUGITIVE「星のシンデレラ」である。
実はこれは「思い出のアメリカTV映画大特集」という枠の中での話だが、作者に言わせると「よりにもよって、何故この話を・・・」と吐息を漏らしてしまうセレクトである。この話は確かに寓話的で素晴らしいとは思うが、「ミステリーゾーン」の「代表作」に選ばれる程の作品ではない(と作者は思う)。


★スターの若き日々?
何せ50年代末から60年代のTVシリーズである。このシリーズに出演した俳優の中には60〜70年代頃に「大」の付くスターに成長した俳優も多い。思い付く限り挙げてみよう。
ロバート・レッドフォード、バート・レイノルズ、テリー・サバラス、リー・マービン、デニス・ホッパー、ロバート・デュバル、ピーター・フォーク、ジェームス・コバーン、チャールズ・ブロンソン、エリザベス・モンゴメリー&ディック・ヨーク(「奥様は魔女」のサマンサ&ダーリン)、ウィリアム・シャトナー&ジョ−ジ・タケイ&レナード・ニモイ(「宇宙大作戦」のカーク船長&カトー&スポック)、リチャード・キール&ジョセフ・ワイズマン(「007」のジョーズ役&Dr.ノオ役)、バージェス・メレディス(「ロッキー」のミッキー役)、ヴェロニカ・カートライト(「エイリアン」のリプリーじゃない方の女性)、バスター・キートン(!)・・・・他にも多数いると思うが、キリがない・・・。


★カナミット星人の身長は?
「人類に供す」ep.89 TO SERVE MANに登場するカナミット星人、身長は9フィート(2メートル74センチ)もある。これを演じたリチャード・キールは身長7.2フィート(2メートル18センチ)の長身でもまだ足らず、特殊メイクで頭部を高くし、足には高ゲタを履いて撮影に臨んだ。因みに画面上では複数見る事が出来るカナミット星人は、リチャード・キールが演じた物を実は合成で「水増し」している。


★小ネタ3連発!
既に別項で紹介済みの裏話の中で、新たに判明した事を「小ネタ」としてまとめてみた。
その@日本未放映エピソードである「ふくろうの河」ep.142 AN OCCURRENCE AT OWL CREEK BRIDGEは東和配給で1963年9月に劇場公開されている。
そのA「人形の家で」ep.110MINIATUREは米本国でも永らく再放送がなかったが、1984年の感謝祭の日に物語上重要なミニチュアの部分のみコンピュータで着色されて放送された。
そのB白黒のビデオテープで収録された第2シーズン中の6本だが、6本製作時点で各5000ドルずつの制作費節約になったものの、撮影手法とセット作成、それに脚本上にも制限があり過ぎるとして以降の作品は従来の35mmフィルム撮影に戻した、という説もある。


★再放送時には、邦題が大混乱!
ep.96 THE TRADE-INS「たそがれの賭」が永らく、ep.70 A GAME OF POOL「栄光の報酬」とタイトルが取り違えられていた事は別項でも追求したが、他に『定年という名の死刑』という題で放送された事もある。
ep.75 THE MIDNIGHT SUN「狂った太陽」は劇場版公開以前は再放送はなく、以降の再放送では『二つの太陽』題で放送されていた。現在では初放映時の題で紹介されている。余談だが筆者はノベライズの邦訳題『真夜中の太陽』と言い間違える事がある。
また、ep.126 LIVING DOLL「殺してごめんなさい」はep.148 CAESAR AND ME「人形はささやく」と良く混同される。似た様な話と言われれば、それまでだが・・・


★1963年11月22日、事件は起きた!
この日、米国全土を震撼させる事件が起きた。J.F.ケネディ大統領がダラスで暗殺されたのだ。当然、当日のテレビ放送は報道番組一色となり、TWILIGHT ZONEも「放送中止」とされた。この日放送が予定されていたエピソードはep.139 NIGHT CALL「真夜中に呼ぶ声」で、翌年の2月7日に放送が延期された。

★「みにくい顔」の原題は二つある?
The TWILIGHT ZONEの数あるエピソードの中でも傑作と賞されるエピソードの一つ、「みにくい顔」は米本国では A PRIVATE WORLD OF DARKNESSというタイトルでも知られている。しかし、ep.42のタイトルはTHE EYE OF THE BEHOLDERであるはず・・・?
これは実は初放映を含むCBSでの放送ではTHE EYE OF THE BEHOLDERの題で、シンジケート系ではA PRIVATE WORLD OF DARKNESSの題で放送されているからなのである。A PRIVATE WORLD OF DARKNESSの題は、サーリングがこのエピソードの為に書き下ろしたオリジナルの脚本のタイトルでもあり、またオープニングナレーションにも、そのフレーズが登場するが放送直前に改題されてTHE EYE OF THE BEHOLDERになったのだ。しかし何故かA PRIVATE WORLD OF DARKNESS題のヴァージョンが存在し、それがシンジケート系で放送されている為、米国の多くのTZファンの視聴者は混乱していると思う。


★遂に公開!?関西テレビ1986年再放送オリジナル・オープニング!
もしも、あなたが'86年から翌年にかけてのKTV(関西テレビ)の深夜の再放送を見ていたならば、そのオープニングは以下の様な物だったハズだ。

「わたしたち人類の理解を
はるかに越えた第5の次元。
光と影、科学と迷信
そして人間の英知と
得体の知れない恐怖感―
それらのはざまに横たわる
宇宙のように広大で
永遠のように時の無い世界。
それが想像力の次元・・・
ザ・トワイライトゾーン」

これらの字幕が、星空をバックに下から上へスクロールして、音声はオリジナルのサーリングの(英語版)ナレーションが流れていた。しかし、その後の'88年の7月に始まる再放送(の続き)では、オリジナルのオープニング・タイトルに戻っている。何故、この様なKTVオリジナルのオープニングが使われたのかは、未だ不明である。


★ロッド・サーリング来日
The TWILIGHT ZONEの偉大なる創造主、ロッド・サーリングはその生涯の中で最低でも二度、来日している。初来日かどうかは不明だが1946年11月21日に米軍の兵士として(所謂『進駐軍』の一員として)、1963年11月には当時「ミステリーゾーン」を放送していたTBSの招きで講師(4日)として、それぞれ来日している。


NEW!

★ナレーションの秘密
サーリングによって語られるナレーションの落ち穂拾いから。
その@お決まりの“・・・The Twilight Zone”「〜はトワイライト・ゾーン〜です。」というフレーズがオープニング、クロージング共に全く出て来ないエピソードがある。それはep.13 THE FOUR OF US ARE DYING「顔を盗む男」とep.24 LONG LIVE WALTER JAMESON「ウォルター・ジェームスン氏の生涯」の2本である。
そのA第4シーズンのオープニングでサーリングが登場するシーンが通常と異なり物語の場面の中ではなく、グレーの壁を背にした物が多いのは、当時アンティオック・カレッジで教鞭を執っていたサーリングが撮影中のセットに来る事が困難で一度に複数のエピソード用のナレーション部分を収録していた為である。
そのBep.109 JESS-BELLE「夜の女豹」のクロージングにはナレーションは無く、唄が流れるだけである。


NEW!

★有名映画からのプロップ流用
あまりに有名な話で、逆にこのサイトでは見落されていたと言えるプロップ(小道具)流用ネタをこの項でまとめる。高騰する制作費を抑える事を主な目的として、既にある物を流用する事はこの業界では珍しい事では無く、TZも例外ではなかった。
MGMの超有名SF映画『禁断の惑星』に登場する光速クルーザー・C−57−Dは、ep.108 DEATH SHIP「幻の宇宙船」に宇宙船E−87として登場する。ep.51 THE INVADERS「遠来の客」に登場した物も同じモデルが流用されている。
同映画の超有名ロボット、ロビー(T世の方だ)はep.128 UNCLE SIMON「憎悪の家」では頭部・胸部・腕の各部が異なるモデルが、ep.153 THE BRAIN CENTER AT WHIPPLE'S「最後の支配者」には胸部のみが異なるモデルが登場する。
また、ep.54 THE ODYSSEY OF FLIGHT 33「33号機の漂流」に登場する恐竜は、『最後の海底巨獣』に使用されたモデルを使って撮影されたものである。

1