TWILIGHT ZONE THE MOVIE の 小部屋

ここでは、TWILIGHT ZONE THE MOVIEの製作裏話を紹介しよう。なお、このページは作者の独断と偏見がかなり意識的に含まれている。

★本当はこうなる予定だった"TWILIGHT ZONE THE MOVIE”
大きく分けて
プロローグ"REALLY SCARELY"「本当に怖いもの」
→セグメント1"TIME OUT"「タイム・アウト」
→セグメント2"KICK THE CAN”「真夜中の遊戯」
→セグメント3"IT'S A GOOD LIFE”「こどもの世界」
→セグメント4"NIGHTMARE AT 20,000 FEET”「2万フィートの戦慄」(+エピローグ)
から成る"TWILIGHT ZONE THE MOVIE”だが、話の順番は撮影開始当初は「タイム・アウト」→「2万フィートの戦慄」→「こどもの世界」→「スピルバーグ作品(下記項目参照)」、すなわちセグメント1、4、3、2の順(厳密にはセグメント2は現在の物ではないが)となる予定であった。しかし、スピルバーグの作品の撮影開始と、「2万フィートの戦慄」の撮影終了が大幅に遅れた事等があって現在の順になった。
また、それぞれのセグメントを関連付けるアイディアもあった。
その@「2万フィートの戦慄」のラスト、飛行機から運び出されたヴァランタインの乗った救急車がとある病院の前を通り過ぎる。すると、その病院から「こどもの世界」のヘレンが友人と出てくる。彼女はたった今病院で母親の最後を看取ったところで、今までの教師としての人生には何も興味が無くなっている。彼女はもっと世の中を知りたいという思いで車で街を出る・・・「こどもの世界」へと続く。
そのA「こどもの世界」のラストシーン、ヘレンとアンソニーの乗った車が広野を走り去る映像に、突然TVの走査線が被る。カメラが引いていくと、実はそれはとある老人ホームの広間に置かれたTVの中の物語で、誰かがTVのスイッチを切って「面白いトワイライト・ゾーンだったな」と言う・・・「真夜中の遊戯」へと続く。
そのB「こどもの世界」のラストシーンで、アンソニーの家を出たヘレンは夜中に一人で車を走らせる。すると一人のヒッチ・ハイカーがいて彼を乗せようと車を止めると、その男はプロローグにも登場した「男(ダン・アイクロイド)」で「もっと怖い物が見たくないかい?」と言う。
そのCスピルバーグが監督する予定だった「作品(下記項目参照)」のラストには一大カー・チェイスが行われる予定で、その様を捉えるカメラが引いていくと、それは実は「こどもの世界」のアンソニーが遊んでいるビデオ・ゲームだった・・・「こどもの世界」へと続く。

★スピルバーグは別の作品を撮る予定だった
最終的に「真夜中の遊戯」のリメイクとなったスピルバーグ監督作品だが、当初はリチャード・マシスン脚本によるオリジナルの物となる予定だった。ハロウィーンの夜に大騒動を巻き起こす少年が最後にはその「しっぺ返し」を食らう事になる、という話だったが特殊効果や市街地のセット建設に費用が掛かり過ぎる事が事前に判明した為、この話はボツになった。

★プロローグの男は別の人物が演じる予定だった
ジョン・ランディス脚本・演出によるプロローグは“Passenger”(乗客)と“Driver”(運転手)という役名の二人の男が登場し、それぞれダン・アイクロイドとアルバート・ブルックスが演じているが、実は運転手の方をアイクロイドが演じる予定だった。乗客の方は何と、特殊メイク界の「大御所」リック・ベイカーが演じる予定だったのだ。

★エピローグはジョー・ダンテが演出した
プロローグの"REALLY SCARELY"「本当に怖いもの」に登場した乗客の方の「男」が再び登場し、ヴァランタインに「もっと怖い思いをしたいかい?」と話し掛けるエピローグは「2万フィートの戦慄」を演出したジョージ・ミラーが既にオーストラリアへ帰国していたので、急遽ジョー・ダンテが演出した。

★ナレーションを担当したのにクレジットされていない名優がいる
作者自身、何度確認してもエンド・クレジットにはナレーションを担当した人物の名前が全く見当たらない。この映画製作者達の仕掛けた「ちょっとしたお遊び」ではないだろうが、各セグメントの冒頭でこれから始まる物語の導入部を語っているのは、オリジナルのTVシリーズでもお馴染みのバージェス・メレディス(映画「ロッキー」の名トレーナー、ミッキー役としても有名)である。

★「こどもの世界」のセリフに注目したい
セグメント3"IT'S A GOOD LIFE”「こどもの世界」の冒頭、ヘレンとアンソニーが出会うレストランのシーンでウォルターとヘレンの会話に出てくる地名は、オリジナルのTVシリーズのファンなら思わずニヤニヤしてしまうだろう。ヘレンは「ウィロビー」へ行く途中で、道中道を間違えたのが「クリフォードビル」で、また彼女は「ホームウッド」から来たのだから・・・。
「ウィロビー」とはep.30“A STOP AT WILLOUGHBY”「敗北者」に、
「クリフォードビル」とはep.116“OF LATE I THINK OF CLIFFORDVILLE「再び故郷へ」に、
「ホームウッド」とはep.5“WALKING DISTANCE「過去を求めて」に、それぞれ登場する地名なのである。
更に掘り下げるとオリジナルTV版での「ウィロビー」とは、せわしない現実との別離を体験する街であるし、「クリフォードビル」とはそこへ行く事によって人生を変えられてしまう街、そして「ホームウッド」は懐かしくそしてかけがえのない、優しい思い出の街でありながら二度と戻れない悲しい街であると言える。
ヘレンは「ウィロビー」に到達する前にアンソニーと出会い、運命を変えられてしまった様だ。

★"TWILIGHT ZONE THE MOVIE”の各話には本当はタイトルはない
作者自身このサイトの中でこの映画を語る際、如何にも「それらしい」サブ・タイトルを表記しているが、実際の処、各話には「タイトル」は付けられていない。あるのは「セグメント」と呼ばれる区別だけである。しかし、この映画に関する資料の殆ど全てにサブ・タイトルが表記されているのは、やはり便宜上の理由からであろう。「セグメント1」や「2」だけではあまりに味気なさ過ぎる。


★「真夜中の遊戯」にはオリジナルのスターが出演している
老人達の中で、「タリホー!」の雄叫びを上げるエイジー(老人)役を演じているのはTV版「奇妙な奈落」で道化を演じたマレー・マシソンである。

★「こどもの世界」にもオリジナルのスターが出演している
冒頭の田舎の食堂のシーンでオリジナルTV版のアンソニー少年を演じたビル・マミーがティムという青年の役で出演しているのは有名な話だが、アンソニーの「家族」を演じているのは、先ずウォルト叔父さん役を「ウォルター・ジェームソン氏の生涯」でウォルターを演じたケビン・マッカーシーが、続いて母親役を「素晴らしき未来」で若い婦人を演じたパトリシア・バリー(旧姓ブレスリン)が、父親役を「ミスター・ビーバス」の警官を演じたウィリアム・シャラートが、それぞれ演じている。また、第3シーズンまでのプロデューサー、バック・ホートンもカメオ出演しているらしい。

★「こどもの世界」の若き女教師の名前の秘密
オリジナルTV版の「灰色の影」に登場する若き女教師の名前がヘレン・フォーリー。当然、スタッフの遊び心である。


★ビック・モローの悲劇的な死亡事故
セグメント1の撮影中、主演のビック・モロー(TVシリーズ「コンバット」のサンダース軍曹役として有名)が悲劇的な事故で死亡した事は、当時大きく報道されたので御存知の方も多いだろう。
この事故は1982年7月23日午前2時30分頃、ロサンゼルスの北約64キロにあるインディアン・デューンズ公園での夜間撮影中に起った。ビル(ビック・モロー)がベトナム人の子供二人を両脇に抱えて河の中を逃げ惑うシーン。そこへ上空から迫る米軍のベルC-205型ヘリコプターが、突如バランスを崩し墜落、3人をそのプロペラでなぎ倒したのだ。ビック・モローと子役のミーカ・ディン・リー(当時7歳)とルネー・シンイー・チェン(同6歳)は即死。監督のジョン・ランディスとカメラマン、パイロット達は墜落したヘリから逃げ出して奇跡的に軽症を負っただけだった。2人の子役の両親は訴訟を起こした。その後、同年12月1日に製作者の一人でもあるスピルバーグは「事故当日はロケ現場にいなかった」との証言をしている。ビック・モローの2人の娘、カーリー・モローとジェニファー・ジェイスン・レイも訴訟を起したが、賠償金は一切請求せず、ハリウッドの映画製作に於ける安全基準の見直しに関しての訴えだった。結果、二人の子供のシーンのカットと幾つかの変更を条件に9月28日より撮影再開は許可されたが、ジョン・ランディスは事故の賠償金として3万995ドルを支払った。
名優ビック・モローと二人の子役のご冥福を祈りたい。


★マシスンとスピルバーグの関係
本家「ミステリーゾーン」を支えた脚本家の一人、リチャード・マシスンはこの「劇場版」でも脚本を担当しているが、スティーブン・スピルバーグとは浅からぬ縁がある作家である。スピルバーグのユニバーサルTV時代に、そのパイロット版がデビュー作となった「四次元への招待」のシリーズ中の一編、「笑いを売る男」“Make Me Laugh”はロッド・サーリング、ジャック・レアードと共同でマシスンが脚本書いているし、出世作となった「激突!」はマシスンの小説が原作である。


★私的な新発見小ネタ3連発!
その@セグメント2の脚色を、ジョージ・クレイトン・ジョンソン、リチャード・マシスンと共に担当したジョシュ・ローガンなる人物、実はメリッサ・マシスンのペンネームだった!
そのAカメオ出演しているとのウワサだった、オリジナルTVシリ−ズのプロデューサー、バック・ホートンを発見!セグメント3の冒頭、道に迷ったヘレンが立ち寄った店のカウンターでヘレンの隣に座っている初老の男性が、彼。
そのB何と、この映画にはサーリング未亡人、キャロル・サーリングも出演していた!セグメント4の冒頭、トイレで恐怖に震えるバランタインの様子を伺っている二人のスチュワーデスに、「何事?」と声を掛けるご夫人がキャロル・サーリングである。ちゃんと役名“Passenger”としてクレジットまでされているのに、今まで何故気付かなかったのだろう?


★女教師ヘレン・フォーリーのルーツ
セグメント3の主人公、ヘレン・フォーリーがオリジナルTVシリーズ、「灰色の影」の女教師と同じ名前である事は以前にも書いたが元々は創造主ロッド・サーリングが通っていた高校の、実在の英語教師の名前である(2002年12月27日死去)。


★ホントはどっちが正しいの?
プロローグ“REALLY SCARELY”でオリジナルTVシリーズのep.8 TIME ENOUGH AT LAST「廃虚」について話した後で、「バーで不思議なストップウォッチを貰った男が、そのストップウォッチを押すと自分以外は全て止まって・・・」「そりゃアウター・リミッツだ」「トワイライト・ゾーンだよ」という下りがあるが、果たして正しいのはどっちだろう?正解は乗客の男(ダン・アイクロイド)の方が正しく、ep.124 A KIND OF STOPWATCH「世界が静止する日」の事を言っているのである(もし「アウター・リミッツ」に似た話があれば作者までお知らせ下さい)。その後には、ep.34 THE AFTER HOURS「マネキン」の話をしている。


★未だ日本では知られざる・・・
2003年6月24日、この日遂にTHE TWILIGHT ZONE: THE MOVIE(「トワイライトゾーン超次元の体験」)は全米公開から20周年を迎えた。では、この映画のワールド・プレミア(招待客を招いての初試写会)は何時、何処で行われたのだろうか。それは1983年6月11日土曜日午後8時から、サーリングが少年時代を過ごした想い出の地、ニューヨーク州ビンガムトンのクレスト・シアターで行われたのである。


★ビルのルーツ
セグメント1の主人公、ビル(ウィリアム)・コナーはオリジナルTVシリーズep.130 THE 7TH IS MADE UP OF PHANTOMS「幻の騎兵隊」の主人公ウィリアム(通称ないし愛称“ビル”)・コナーズから名前を取っているという説を発見したが、真偽は不明。


★スピルバーグ監督が担当したエピソードの候補
既出の通り、紆余曲折の末最終的には「真夜中の遊戯」のリメイクとなったセグメント2だが、スピルバーグ監督は当初ep.96THE TRADE-INS「たそがれの賭け」のリメイクを考えていたらしい。


NEW!

★北米版DVD発売記念小ネタ集
その@サーリングの妻、キャロルがカメオ出演しているのは最早有名(?)だが、フィルムの中で彼女が手に持っている雑誌は「トワイライトゾーンマガジン」である。
そのAカメオ出演の多い劇場版だが、セグメント4の航空機が何とか無事に地上に降りてから翼をチェックする整備員の役で製作総指揮のフランク・マーシャルまでもが出演していたりする。
そのBセグメント4の航空機の外観部分の映像は日本でも公開されたジョン・ギラーミン監督の「ハイジャック」"Skyjacked"('72)のフッテージに特殊効果を加えて再利用している。
そのCセグメント4に出演している、若いスチュワーデス役のドナ・ディクソンはプロローグとエピローグに登場するダン・アイクロイドと後に結婚した。
そのDセグメント4を演出したジョージ・ミラーは12日間で撮影を完了したが、スピルバーグはセグメント2をたった6日で撮り終えている。


NEW!

★北米版DVD発売記念小ネタ集その2
その@セグメント3でヘレンが道を尋ねたダイナーの主人ウォルター・ペイズリーを演じたディック・ミラーは、ジョー・ダンテがこの作品の前に監督した「ハウリング」"The Howling"('81)でもウォルター・ペイズリーという役名で出演しているが、こちらは本屋の主人である。しかもロジャー・コーマン監督作品でディック・ミラーが主演した「血のバケツ」"The Bucket of Blood"('59)、 ジョー・ダンテの初監督作品として知られる「ハリウッド・ブルバード」"Hollywood Boulevard"('76)、ジム・ウィノースキー監督作品「キルボット」"Chopping Mall"('86)でもディック・ミラーが演じたのは「ウォルター・ペイズリー」という役だったし、TV映画の"Shake, Rattle and Rock!" ('94・日本未公開)でも Officer Paisleyとして出演している。
コアなファンの間ではディック・ミラーと言えば、どの作品にどんな役で出演しても「ああ、あのウォルター・ペイズリーね」と言われている?
そのAエンド・タイトルでセグメント1のセカンド・アシスタント・ディレクターの名前がアラン・スミシー Allan Smitheeとなっている。これは、主に自分の名前をクレジットされるのを嫌がった監督に用いられるもので、本人から要求があった場合全米監督協会の審査・認定の元に使用される架空の名義だが、実名はTVシリーズ「特攻野郎Aチーム」等を手掛けたアンダーソン・G・ハウス Anderson G. Houseであるらしい。
そのB長期契約の為、ユニバーサルでばかり映画を撮っていた感のあるスピルバーグだが、「未知との遭遇」ではコロムビア、「レイダース失われたアーク」ではパラマウント、そして本作で初めてワーナー・ブラザースでメガホンを取った。ヒットメーカーであるスピルバーグの作品を製作・配給することはワーナー側の悲願であったと言われている。
そのC米本国と日本でのこの作品の上映時間は101分だが、イギリス版では98分と3分程短い。どこがカットされたのだろう?
そのD映画そのもののアスペクトレシオは1.85:1だが、各メディアに合わせてその値は変更される。どのサイズで見るのが最適なのかは判断が分かれるだろうが、製作者が意図した通りの画面サイズを絶対的なものとするならば、1.85:1で収録されているメディアで見るべきだろう。


NEW!

★北米版DVD発売記念小ネタ集その3
その@プロローグで結果的にダン・アイクロイドが演じた“Passenger”(乗客)は当初、特殊メイク界の大御所リック・ベイカーが演じる予定だった事はすでに述べたが、何故出演出来なかったかと言えば、当時「グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説」"GREYSSTOKE: THE LEGEND OF TARZAN, LORD OF THE APES"('83)に参加していたベイカーを「たったの3日間ですら抜け出せられなかった」からだ。
そのAセグメント2でブルームを演じたスキャットマン・クロザースは、この映画の直後ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョンが共演した「セカンド・チャンス」"Two of a Kind"('83)に天使(!)の役で出演している。
そのBセグメント3でアンソニーの「本当の」姉サラを演じているのは、ガールズ・ロック・バンドの草分け的存在であるランナウェイズ"The Runnaways"のボーカル担当だったチェリー(シェリーとも)・カーリーである。デビュー曲は「悩殺爆弾〜禁断のロックン・ロール・クイーン 」"Cherry Bomb"。ほとんど下着姿としか言い様のない、その過激なステージ・コスチュームにクラッときたファンも多かったと聞く。'77年には来日公演も行なっている。彼女はこの映画の後、「フォクシー・レディ」"FOXES"('80)でジョディー・フォスターと共演もしている。'92年にランナウェイズで一緒だったドラムスのサンディ・ウェストと再来日、日本のこれも女性だけのロック・バンドとして一世を風靡したプリンセス・プリンセスと共演ライヴを行なっている。2000年にもまた来日したらしい。
そのCセグメント3でアンソニーの「もう一人の姉」エセルを演じたナンシー・カートライトはアンソニーによってカートゥンの世界へと送り込まれたが、「現実の世界でも」後に大ヒットアニメ「シンプソンズ」“The Simpsons"のバート(の声の)役を射止めて、こちらの方でも有名になった。因みにバートの日本語吹き替えは堀絢子がアテている。


NEW!★北米版DVD発売記念小ネタ集その4

その@プロローグのロケ部分はカリフォルニア州マリブの丘陵地帯で二晩を費やして撮影された。
そのAセグメント2のサニーベールレストホームのシーンはバーバンクにあるワーナーのNo.26スタジオで撮影されたが、リチャード・ドレイファスやバート・レイノルズが撮影の見学に訪れたとか。
そのBセグメント3のラストで、アンソニーの家を出たヘレンは夜中に一人で車を走らせる。すると一人のヒッチ・ハイカーがいて彼を乗せようと車を停めると、その男はプロローグにも登場した「男(ダン・アイクロイド)」で「もっと怖い物が見たくないかい?」と言う―このエンディングの別バージョンは、プロローグを撮影中のランディスの元へジョー・ダンテが行き、実際に撮影されたという。
そのCセグメント4の航空機はミニチュアやセット撮影ばかりではなく、着陸した後のシーンはヴァンナイズ空港で本物のボーイング707型機を使って撮影された。


NEW!★本当はこうなる予定だった?セグメント1の結末

1983年6月13日に完成したジョン・ランディスによる、このセグメントのスクリプト第3稿の意訳だが―
ベトナムに送り込まれたビルは、破壊された村で男の子と女の子の二人のベトナム人の子供達に出会う。怪我をした二人の様子を見て、ビルは彼らと自分に差がないことを悟る。女の子が大切に持っていた壊れたバービー人形を渡すと、ビルは言う「君達を傷付けないよ。私はただ、君達と同じように迷い怖がっているだけなんだ」。そこへ米軍のヘリが飛来し、ビルは二人を両脇に抱えて川を渡り始める。そしてヘリに向って叫ぶ。「助けてくれ!子供がいるんだ!」しかしその声に反応して、ヘリは彼をマシンガンとロケット砲の標的にする。米軍の連中の目にはビルはベトコンとしてしか映っていないのだ。爆発が起こり、更に逃げ惑うビルを含めてヘリは辺りの村ごと焼き払う。しかしその中を何とかビルは二人の子供を抱えたまま潜り抜け、安全な反対側の岸辺へと子供達を下ろす。その途端、この改心した頑固者はKKKのいた南部へ、また占領下のフランスへ、そして彼が元いたバーの外へと飛ばされる。そこで彼は車にはねられる。怪我をして横たわるビルの傍らには、あのベトナムの子がくれた壊れたバービー人形が・・・
と、こんな感じの結末(になる予定)だったらしい。あくまで意訳なので、細かい部分の内容や監督であり脚本を書いたジョン・ランディスの意図に関しては責任は持てないが・・・。


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